【高専受験生・保護者向け】高専卒業後の進路について元高専生が解説

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この記事では、元高専生の筆者が高専卒業後の進路について、実体験を交えて解説します。

高専入学を考えている中学生やその保護者の方に参考になる記事となっていますので、最後までお読みください。

こちらの記事では、高専受験の面接対策について解説しています。合わせてお読みください。

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高専卒業後の進路は2つ!

高専卒業後の進路は大きく分けて、「就職」と「進学」の2つです。

在籍する高専や学科にて割合は異なりますが、私の在籍した高専だと6~7割が就職、残り3~4割が進学でした。

一昔前まではほとんどの学生が就職していたそうですが、最近は進学にも力を入れている高専が増えてきています。

学内の雰囲気も良く、就職希望の学生には就職を応援、進学希望の学生には進学を応援してくれる居心地の良い環境です。

以下からは、就職と進学のそれぞれについてより詳しく解説していきます。

就職の場合

高専からの就職について一言で表すと「最強」です。

高専からだと大企業に就職しやすいため、私の友達も誰もが知るような企業に就職しました。
例を挙げると、ANA、HONDA、SONY、JR東海、etc…のような一流企業に就職しています。

なぜ高専からだと一流企業に就職しやすいかというと、ある程度大きい企業ともなると「高専生限定の採用枠」があるためです。
そのため、大学卒・大学院卒の数多くの学生と競い合う必要がなく、少ない競争相手との勝負で一流企業に就職できます。

また、高専には毎年多くの企業からの求人が届きます。
私が高専5年時には、私の在籍学科だけで400~500件の求人が届きました。

引く手あまたの中から企業選びできるのが高専の一番のメリットだと思います。

進学の場合

高専からの進学は、追加で2年間高専専攻科に進学するか、一般的な大学へ3年次編入するかです。

専攻科とは・・・高専の科学の知識と技術を更に深めたい学生のため、より高度な技術者教育を2年間の行うことを目的とした学科です。

高専卒業後の進路

大学への3年次編入では、東京大学や大阪大学等の旧帝大から国立大に編入が可能です。

大学へ編入する場合は、推薦編入入試もしくは一般編入入試を受験しなければなりません。

大学によって受験科目が違うため、編入したい大学が決まり次第、まずはどの科目の勉強が必要なのか把握が必要があります。
事務室もしくは図書館に編入試験の過去問が保管されていることもあるので、教員・先輩に聞いてみましょう。

ちなみに私の在籍していた学科では、進学した学生のうち3割が専攻科、7割が大学に編入しました。

元高専生としてのアドバイス

大学進学を考えているけど、高専に入学すべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

私も高専受験前は大学に進学することは絶対条件として考えていました。そのため、高専受験すべきか進学校を受験すべきか悩みました。

私の意見としては、勉強を本気で頑張りたいなら進学校、勉強と遊びも両立させたいのなら高専を選ぶのが良いのかなと思います。

理由としては、進学校の場合、補講やセンター試験のための勉強を高校1年生の時から準備することもあり、朝から晩まで勉強漬けの生活になります。
一方、高専の場合、進学校で習うような古文・漢文等が学べない代わりに、夏休みは2カ月間あったり、アルバイトをしてお金を稼ぐことも可能です。

高専と進学校にはそれぞれ良い点があるので、しっかりと考えて受験しましょう。

また、高専卒業後に就職を考えている方も大学編入を一度視野にいれてみるべきだと思います。

理由としては、高専卒と大卒・大学院卒では職種の幅が違うことがあるからです。
例えばですが、就職する企業によりますが、高専卒は開発職が難しい場合もあるので注意が必要です。

高専受験に向けて

高専の入試は他の高校に比べて数学・理科・英語が難しいです。

特に数学・理科に関しては基礎からしっかり理解しておかないと解けない問題が多く出題されるため、中学校3年間の総復習が大切です。

私のおすすめの勉強法は、「スタディサプリ中学講座を利用して中学校3年間の総復習を行う+過去問を解く」です。

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まとめ

この記事では、元高専生の筆者が高専卒業後の進路について解説しました。

高専卒業後は就職か進学の2択ですが、それぞれ良い点悪い点があります。

高専からだと有名企業に就職しやすい一方で職種が狭くなってしまったり、大学編入すると職種が広くなる一方で有名企業への就職が
難しくなったりします。

高専卒業後に何をしたいのかをしっかり考えて、高専の受験勉強頑張るようにしましょう。

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