【高専】【受験】高専ってなに?高専生が分かりやすく解説する高専と高校の違い

高専
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今回は、「高専ってなに??一般高校と何が違うの?」と思っている方々に向けて、分かりやすく丁寧に高専と高校を比較しながら解説していきます。この記事を参考の1つとして受験や進路を考えてみて下さいね。また、以下の記事では高専生の1日について詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください。

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高専とは??

まず簡単に高専について解説します。

高専とは、「工業高等専門学校」の略で主に工業について学ぶ学校です。卒業すると準学士と呼ばれる学位になり、短大卒と同じ扱いになります。また、高専は就職にとても強く、私の在籍していた年ですと、約600社から求人が来ていました。

このように、高専は社会に出た時に即戦力となる学生を育てる学校と考えてもらっていいです。

高専と高校の比較

高専 高校
1~5年学年1~3年
春・夏(2ヶ月)・冬長期休暇春・夏・冬
理系勉強内容文系・理系
有り留年無し
大学編入進学大学進学

学年について

まずは学年についてです。一般の高校は1~3年生ですが、高専は1~5年生まであります。そのため、入学するとかなりの年上の先輩が在籍しています。

また、年が離れているからといって疎遠なわけではなく、学祭などで積極的に関わっていくため、1~5年生みんなが仲良く学生生活を送っています。

長期休暇について

次に長期休暇についてです。私は長期休暇で高専を選んだといっても過言ではありません。

なぜなら高専は夏休みが2ヶ月間、春休みが1ヶ月間あります!!そのため、高専に進学すると長期休暇は遊び放題です。高校と違い夏期講習などもないため、アルバイトや旅行など様々な人生経験を積むことができます。

勉強内容について

次は勉強内容についてです。高校では主に大学受験のための科目を幅広く勉強しますが、高専では主に工業系の科目を勉強します。もちろん数学なども勉強しますが、電気回路や熱力学、プログラミングなどが主となります。そのため、卒業する頃には簡単なラジコンであれば自作できるレベルになります。

留年について

次は留年についてです。高専進学を目指す皆さんは「高専は留年する」などと聞いたことがあるのではないでしょうか?答えはYESです。

しかし、安心してください!高専は普通に生活していれば留年しません!

ではなぜ留年する人がいるのか?それは、一定数の人が不登校などになり、単位が足りず進級できなくなるからです。逆に言うと、毎日学校に行って勉強を頑張っている人は留年しないので安心してください。また、先生たちも生徒が留年しないように最善を尽くしてくれます。そのため、留年が怖いから高専進学を諦めるというのは絶対にしない方が良いです。

進学について

次は大学への進学についてです。一般的な高校の場合はセンター試験を受験して大学に進学しますが、高専の場合は大学に3年次編入します。つまり、大学には2年間しか在籍しませんが、年齢的には浪人せずに入学したことと同じになります。また、高専からの進学だからと言って進学できる大学が絞られるわけではありません。もちろん旧帝大に編入学することもできますし、東京大学にだって編入学できます。

さらに編入学試験はセンター試験などに比べて簡単なため、少ない労力で目標の大学に入学できます。高専から大学への進学率は全校生徒の4割程度ですが、大学への進学を目指して高専に入学するのも1つの手ではないでしょうか!

まとめ

今回は高専と高校の違いについて解説しました。個人的には、勉強するなら「高校」、ゆっくり過ごしたいなら「高専」だと思います。高専にも高校にもそれぞれ良い点がたくさんあるのでぜひこの記事を参考に進路を考えていただきたいです。

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