はじめに
本記事では、日本で取得したワクチン接種証明書からEUデジタルCOVID証明書を発行してもらうための手続きについて解説していきます。
現在ヨーロッパでは、公共交通機関やレストランを利用する際はワクチン証明を義務付けている国がいくつもあります。
日本のワクチン接種証明書でも有効ですが、係の方が日本のワクチン接種証明書が有効ということを知らずに、施設への入場や入店を断られるケースが何件も生じています。
ヨーロッパへ留学する学生や駐在する方は早めにEUデジタルCOVID証明書を取得しておくことを強くお勧めします。
今回は、イタリアでの申請方法を解説していきます。
また、以下のサイトではイタリア入国の際に必要なdPLFの登録方法について解説しています。合わせてお読みください。
必要なもの
・Codice fiscale
・日本で取得したワクチン接種証明書
・パスポート
・イタリアに滞在していることを証明するもの
※学生の場合 入学証明書など
※駐在員の場合 労働契約書など
Codice fiscaleの取得方法は以下の記事で解説しています。合わせてお読みください。
保健省サイトから該当病院を探す
イタリア保健省のサイトから、自分が住んでいる州に該当するコロナウイルス対応専用のフリーダイアルに電話、もしくはメールを送信します。
内容は、「日本でワクチン接種を完了しているから、EUデジタルCOVID証明書が欲しいです。」と伝えればOKです。
保健省の方が、自分の住んでいる近くの町のEUデジタル証明書を発行してくれる病院を教えてくれるので、教えてもらった病院に連絡をします。
電話の場合、口頭で病院名や住所、メールアドレスを伝えられるので、メモ帳を準備しておきましょう。
書類の提出
以下からは、私の在住しているマルケ州を例にEUデジタルCOVID証明書発行までを順に説明していきます。私の場合は、病院とメールでやり取りを行いました。
- 教えてもらった病院に連絡を取り、EUデジタルCOVID証明書を発行してほしい旨を伝えます。
- 病院からEUデジタルCOVID証明書申請用紙が送られてくるので、申請用紙に記入してスキャンを取ります。
- 申請用紙のスキャン、Codice fiscale、日本で取得したワクチン接種証明書、パスポートの顔写真のページ、VISAページ、入学証明書 or 労働契約書を病院宛のメールに添付します。
- 約2、3日後にイタリア保健省から AUTHCODE が送られてくるので、EUデジタルCOVID証明書(Green Pass)取得ページにアクセスし、AUTHCODE と Codice fiscaleを入力して完了です。
こんな感じのEUデジタルCOVID証明書が取得できます。
まとめ
EUデジタルCOVID証明書は、ヨーロッパを旅行する際やレストランや観光施設に入場する際に提示が必要です。
留学期間や駐在期間を少しでも快適に過ごすためにも、ヨーロッパ入国後できる限り早く申請しましょう。
海外生活に慣れてない中での申請はすごく緊張すると思います。学校の先生や職場の人は絶対助けてくれるので、困ったら迷わず頼りましょう!
最後に私がいつも使っているイタリアのガイドブックを紹介します。
kindle版だと荷物にならずに持ち歩けるので愛用しています。
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